日本人のためのプレゼン講座 -Presentation Educataion for All Japanese-

筆者が米国大学留学、外資系企業勤務、起業して会社経営を経て学んできたプレゼンテーション上達や練習法のノウハウを配信しています。

「準備不足です」「緊張しています」は絶対に言ってはいけないNGワード

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あなたはプレゼンにおいて絶対に口に出していけないNGワードがあるのをご存知ですか?それはプレゼンの開幕直前に「忙しくて準備不足の部分もありますが…」「とても緊張しています」「時間がないので早口になるかもしれません…」といった言い訳がましいセリフです。

 

プレゼンで重要なのはテクニックや知識、経験以上に「マインド」です。自らの主張や意見、アイデアを発信することでリスナーに有益な時間を提供するあなたは「舞台に立つからにはリスナーの期待を超える価値を提供するんだ!」という強いプロフェッショナルマインドを持つ必要があります。「無理やりプレゼンターに指名された」「仕事や学業のためにやっている」といったあなたを取り巻く諸事情はリスナーに全く関係ありません。

 

 

例えばあなたが高い学費を払ってビジネススクールに入学し、教授が講義で「経験不足なので緊張しているし、研究が忙しかったので講義は準備不足です。だから多めに見てください」と言ったらあなたはどのように感じるでしょうか?「そんな大変な状況なら多少は仕方がないな」と思うのではなく、きっと「こちらはお金を払っているのに自分の研究を優先し、講義を片手間にやっている」と感じるはずです。

 

しかし、誰しも万全の状態でプレゼンに臨むチャンスを与えられるわけではありません。それではあなたが十分な準備時間が取れず、睡眠不足で緊張を感じる局面に立たされたらどうしたら良いのでしょうか?それは決して言い訳がましいことをいわずに「堂々と振る舞う」ということです。「準備不足で根拠の乏しい話は割愛し、その代わりにしっかり準備できている話を力強く主張する」、「緊張を感じる場合はリスナーの目を直接見るのではなく胸の辺りを見るようにする」、「時間内に話しきれないのであれば持ち帰り資料を配布する」などで十分対応できます。ですので、言い訳をせずに堂々としましょう。落ち着いた振る舞いはリスナーにプロフェッショナルの雰囲気を演出できます。