日本人のためのプレゼン講座 -Presentation Educataion for All Japanese-

筆者が米国大学留学、外資系企業勤務、起業して会社経営を経て学んできたプレゼンテーション上達や練習法のノウハウを配信しています。

あなたが生きた人生は、他の誰かの人生を救う

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(人生は短く、人は風のように去っていく…しかし、あなたが生きた人生はとても価値のあるものなのです)

 

諸行無常、世の中の商品やサービス、そして人は次々と表れては消えていく儚いもの、宇宙という大きな枠で考えると人の人生はとても短い一瞬のきらめきです。そのきらめきの中で生きる私たちは誰しも生きてきた証を後世に残したいと考え、その証とは仕事であったり芸術だったりと様々です。

 

しかし、どのような形態を取っていたとしてもそれらはすべて「人の意思」が形になったものです。例えば私たちの目の前で輝いている白熱電球は、エジソンが生涯をかけて生み出されたものです。私たちが生きる社会は過去に生きた祖先の生み出したアイデアで作られています。しかし、だからといって私たち全員がエジソンのような発明家である必要はありません。あなたが見ている風景、考え方、価値観を世の中に発信することでまだ見ぬ誰かの人生に大きな影響を与える可能性を秘めています。それは無形の「発明」といえるのです。

 

 

私は野口悠紀雄氏の「超勉強法」という一冊の本に出会ったことでの人生が大きく変わりました。高校卒業後、何の目的もなく怠惰に流され、ふらふらとフリーターをする中で「このままでは人生大変な事になる」と絶望と焦燥感ばかりで生きていた私にとってこの一冊の本はこれまでの人生で最大のインパクトがありました。同書の中で書かれた「なぜ大学に行くのか?」を読んだ時、暗中模索していた私は自分の真っ暗闇の人生の中に一筋の光明を見ました。そこから独学で大学受験対策をして入学、米国留学先でビジネスを学び、複数外資系を経験して起業を経て今は自分のビジネスで代表者を努めています。

 

当時、私は周囲に大学進学について相談をしても「今更何を学ぶのか?」「現役生でないので就職が難しい」といった一般論ばかりで私が持っていた「なぜ大学に行くのか?」に対する疑問を解消するものではありませんでした。当時の私にはこれらに反論するだけの人生経験がありませんでしたが、それでもこれらの答えは絶対に違うと考えていました。その疑問に答えをくれたのが野口悠紀雄氏の「超勉強法」だったのです。あの時、あの本に出会うことがなければ私の人生はどうなっていたか本当に想像が出来ません。今は本との出会いに運命を感じます。あなたに知ってもらいたいのは「この本は私個人に向けて書かれたもの」ではなく、野口悠紀雄氏の大学入学への考え方を綴ったもので、意図せずに私の人生を救ったという点です。

 

本、動画、プレゼン…なんでも構いません。自分の主義、主張を発信することで他人の人生を大きく変える可能性を秘めています。あなたがいなくなったとしてもあなたが生きた証は他の誰かの人生に影響を与えることでずっと残り続けるのです。自分の人生経験や価値観はあなたには当たり前でも他の人には衝撃を持って迎えられるものなのです。これを読んでいるあなたもぜひ世の中に向けてメッセージを発信して下さい。